マグニフィセント・セブン

TheMagnificentSeven
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アントワーン・フークア監督のアクション映画。ついでにデンゼル主演。アクションって一言で言い切るにはちょっと戸惑うけどもね。ジャンルは・・・スッキリ系?みたいな。

この手の西部開拓時代ものって、バックトゥザフューチャーくらいでしか馴染みがなくて、自分から好んでチョイスすることはないんだけど、シューターとかイコライザーの監督さんなんで間違いないだろうと。それに黒人監督が西部劇!?ってのも興味がひかれる。あっ、上海ヌーンがあったか。ジャッキーも消したいだろうけどね、おれも忘れ去りたいよ(笑)

開拓時代の小さな田舎町。そこでは冷酷な悪徳実業家バーソロミュー・ボーグが町の資源を独占しようと荒くれ者たちを従え、傍若無人の限りを尽くしていた。ある日、ボーグに夫を殺されたエマは、サムと名乗る賞金稼ぎの銃の腕前を見込んで、町を救ってほしいと住民からかき集めたなけなしの全財産を差し出し懇願する。最初は興味を示さなかったサムだったが、この依頼を引き受けることにし、ギャンブラーのジョシュをはじめ腕利きの男たちのリクルートを開始する。こうしてワケありのアウトロー7人が小さな町を守るために雇われ、やがて彼らはボーグ率いる200人超の悪党軍団に無謀とも思える戦いを挑んでいくのだった…。

マグニフィセント・セブン – allcinema

まあ蓋を開けてみれば、基本に丁寧に忠実にセオリーどおりの作り方でしたよ。だって、話の筋はもう決まってるんでしょ?起承転結がはっきりしてる分、あとは演出だけでしょって話で。相変わらずカッコよく魅せるのがうまい監督さんです。ひとり追加していくだけでもじらすじらす(笑)。ワクワク泥棒さんかな?

ただー!もうちょっとテンポアップしてもよかったかなあって気もしないでもない。もしくは、尺を変えられないなら仲間同士の結束をみせられるような演出がもうちょい欲しかったところですよ。ほんと欲を言えば。

ピンポイントで挙げるとしたら、ボス役のサースガード。ニュースの天才の頃からちょいちょい気になってるけど、相変わらず良い人が似合わない。敵役にうってつけでしょ。迫力がないとかどうとか言われてそうだけど、そのへんは癖のある演技力で十分カバー。おっぱい担当のヘイリー・ベネットもいいんじゃないでしょうか。イコライザーの冴えない娼婦役だったとは。役柄ってほんと大事。あとは空気感かな。この映画、というかハリウッド全般に言えることなんだけど、汚れがうまいんだよね。特殊効果の腕を競いまくってるせいでレベルが日本とは桁違いなんだろうし。おかげで、すうっと映画に入っていける。

なんだかんだで、最後はほどよいカタルシス。まさか最後はこのメンバーっすか!?て驚きはあるけども、それも乙なもんかな。うん、面白かった。

7人の侍?荒野の7人?実はどっちとも観たことないんです(笑)

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