ダスティン・ホフマン主演のサスペンス映画。個人的にはサスペンスにジャンル分けされることにちょいと違和感。社会派リアル感染パニックものなんだけど、抑制がきいてる分、より現実的なのかなと。スリリングな展開、息をのむ駆け引き、終盤のヘリチェイス、いろんな要素がちりばめられながらも全体的には秀逸な人間ドラマだと思います。ってことでヒューマン!
アフリカ奥地で発生した未知の伝染病がアメリカに接近。厳戒の防護措置が取られるもウィルスはとある地方都市に侵入!街は完全に隔離され、米陸軍伝染病研究所はウィルスの謎を懸命に解き明かそうとするが…。
アウトブレイク – allcinema
主演やレネ・ルッソよりも。監督はあのペーターゼン。まさかこんなにも才能豊かな監督さんだったとは。ネバーエンディングストーリ―でケチがついちゃったのか(笑)。ケチつきながらも、あの映画はあれでいいんだよ。よくできてる。
1995年の作品であるアウトブレイク、これ以降いろんな感染パニックものが作られましたけどね、そして観てきましたけどね、なぜだかこの色褪せた映画に及ばない。演出、役者、世界観、画質、そしてストーリー。この超絶ベストミックスが他の追随を許さないんだろうなあ。まあ終盤のヘリアクションには思うところがある人だっているだろうけど、損得勘定する側が「ド派手な見どころもないと困るなあ」って言ったかどうかはわかりませんけども、そういったうるさいスポンサーの要望も入れつつ、良い形に落ち着かせたんじゃないでしょうか。さすがペーターゼンですよ。
感染パニックものの古典としてのアウトブレイク。そしてペーターゼン。J・T・ウォルシュを忘れるな!