パッケージ詐欺ってAVだけじゃなかったのかよ(笑)
日本版にはタイトルにピアース・ブロスナンと入るみたいですけども、どっちかっつーとグレッグ・キニアのほうがメインっすよね?て感じのコメディ映画。ドタバタコメディというよりも、クライムだったりホラーだったりの要素がちりばめてあるような。おれの中でジェニファー・コネリーはホラーなんすよ(笑)
新興宗教“三千年教会”の牧師ダン・デイは、その魅力溢れるルックスと話術で、人々を惹き付けていた。ある時、ダンは無神論者の大学教授ブレイロックと討論会を行う。2人の舌戦を、ダンの熱狂的なファンであるグウェンとその夫カールも見守っていた。その夜、ダンと教授はカールも交えて酒を酌み交わす。その最中、ダンが持っていた銃が突然暴発、教授は撃たれて意識不明に。ところがダンは、動揺するカールを言いくるめて教授が自殺したように偽装工作を行うのだった。さらにダンは自分に疑惑の目が向き始めるや、今度はカールに罪をかぶせようと画策し始める。
ピアース・ブロスナン サルベーション – allcinema
サクっと90分。作業しながらも「音楽以外のなにかがほしいなー」ってときにこの映画がピッタリかも。軽いしね、テンポいいしね、会話を全部聞いてなくても大体分かるしね。ひっくるめると“面白い”ってことですよ。
だって、エド・ハリスは間違いないでしょ?チョイ役だとしても間違いない。マリサ・トメイはエロい。これも間違いない。
ピアース・ブロスナンなんかはね、間違いないを通り越してもうズルイの領域。007を卒業してから何をやってもサマになる。政治家、経営者、殺し屋、ダメおやじ、新興宗教の教祖。ダメなやつをやればやるほどフィットしていくのがズルイよね。グッドルッキングな顔とギャップのある役柄がミックスされるとそれっぽくなるのは、やっぱりキャリアが成せる業なんでしょうよ。それか007のおかげで突き抜けられたか。今回もイカサマ教祖がしっくりきてるよちくしょうめ!
そして本命グレッグ・キニア。ど真ん中、間違いなしでしょ。なのに日本版DVDのこのパッケージ・・・
ふざけんな!担当者のクソ野郎!!
内容的にはどう考えても海外版公開ポスターだろ。ジャップ版ポスター見て、ジェームスボンドだな、クライム系だな、スリリングかもな、そこそこ面白いのかな、で観始めたやつは「なんだよシット!」ってなるだろ。こいつクビだよ仕事できなさすぎだろ。ハアー。。。
まあそんなおかんむりもね、内容は期待を裏切ってそこそこ面白いキリシタンならではのコメディに仕上がってます。正直、ここまでキリスト教をえぐっちゃっていいの?と思わなくもない。だって、ジェニファー・コネリーみたいなのってアメリカの片田舎ならどこにでも居そうじゃん。そう思わせてしまうほどのジェニファー・コネリーも間違いないんだけども。ヒステリックな女やらせたらほんとピカイチですよ。そんな彼なら捨てちゃえば?からすでに苦手意識(笑)。
配役は最高。ストーリーも良い。パッケージと邦題で台無し。担当者はもう映画に係んなよ!