デイブレイカー

Daybreakers
(C) 2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.

イーサン・ホーク主演のヴァンパイアもの。ジャンルがホラーなのかスリラーなのか、いつも迷うんだよなあ。もうヴァンパイアっていうジャンル作っていいんじゃない?

でもまあそこはイーサンが出るとあって、やっぱりフツーのヴァンパイアものにあらず。ていうか、監督さんがプリデスティネーションの人なんだね。だからこんな切り口なのか、と。あの兄弟SF大好きすぎるだろ(笑)

2019年。普通の人間がヴァンパイアへと変貌してしまう謎のウイルスの蔓延によって95%もの人間がヴァンパイアとなり、いまや世界は彼らが市民生活を送るための社会システムに取って代わっていた。また人間たちは捕獲され、血液供給源として管理・飼育されている。そんなヴァンパイア社会では、人類の減少による食糧問題が深刻化していた。巨大製薬企業“ブロムリー=マークス社”で代用血液の研究開発に従事するエドワード。人類に同情的な彼は、ある夜、ヴァンパイアに追われる人間たちと遭遇、とっさに彼らの逃亡を手助けする。これがきっかけで人間のレジスタンス組織の信頼を得たエドワードは、やがてコーマックという謎の男と引き合わされる。そして彼から、驚くべき事実を聞かされるエドワードだったが…。

デイブレイカー – allcinema

改めまして。SF大好き兄弟監督が作る、近未来SFスリラーwithヴァンパイア。あっと驚く世界観といい、小道具類の凝ったディティールといい、アンクルサムといい、前半はグッとひきつけられる。あんま動きはなくて静な前半なんだけどね、テンポはいいのよ。それが後半になってくると動になり、もっと面白くなるかな?と思いきや、なぜかの失速。失速っていうか・・・あ~そっち?みたいな。プリディスティネーションでもそうだったけど、この監督さんは落ち着くところに落ち着くラストがどうもイヤみたいね。星3.5が頷ける。

やっぱりなー。最後のグロ展開の上に未来のない結末で、面白かったこれまでを返せ的な心境になるんじゃないかなあと。映画マニアならこんな天邪鬼ラストでもええやろ?と監督さんの魂胆が透けて見えはするんすけどね、ここまで来たならスッキリさせてよ!と思わなくもない(笑)

惜しい!

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