デザート・ストーム

Deserted
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またこれジャンルに困るやつじゃん。。。

ミーシャ・バートン主演のサバイバル映画。ちょいと前にフローズンってやつを観たんですけどね、それ系です。日常の中のふとした怖さ的なやつ。それからホラーとスリリングを抜いた感じ?じゃあなんだよってことですよねえ(笑)。だから困りに困ってヒューマン。人間最後は醜い争いですよ。ミスト然りで。

刑務所から出所して故郷に帰った24歳の女性ジェイは、兄ロビンに誘われ、デス・バレーで開催される音楽フェスティバルに参加することに。ロビンとその恋人や友人たちと5人で出発するが、荒廃した砂漠の道路で車が故障してしまう。偶然にも同じフェスティバルに向かっている3人組と知り合ったジェイたちは、彼らの古いRV車に乗せてもらったものの、その車も故障。仕方なく徒歩で会場を目指すことにした彼らに、自然の脅威が容赦なく襲いかかる。

デザート・ストーム : 作品情報 – 映画.com

まったくのB級どころかC級に片足突っ込んでるような映画。パっとみは。でも観れなくはない。というか最後まで難なく観れる。ミーシャバートンって誰?その他誰もお目にかかったことありませんっていう俳優陣ですけど、なかなかみなさんいいですよ。クズ野郎はクズで、バカ野郎はバカで、セオリーどおり順に消えていく展開は、ですよねーって感じで良い意味の予定調和。GOODです。最後は納得の結末に心が安らぐというか。夜に静かに眺める映画としては悪くない。

じゃあこの映画の何がダメか。まずはタイトル。自然の驚異パニックものと思わせるのがマズイよね。観る前に期待しちゃうっつーの。この映画はNO期待で観始めなきゃいけないんだから。

あとはもうちょい演出に深みがほしかった。脚本なのか見せ方なのかは分かんないけど。そこの詰めがしっかりしてれば、映像の質感だとか撮り方は十分なレベルなんだから、フローズンに近い評価になったんじゃないかな。砂嵐のCGが酷いだのなんだのっていう批判はちょっと的外れだからまあ華麗にスルーしときましょう。サバイバル中での突発イベントなんだからあんなもんでしょ。

でもこれってどうなんだろうね。有名女優のキャスティングありきから始まったのか、砂漠ばっかのロケで製作費に目処がたったから有名女優を引っ張ってきたのか、そのへんが気になるんだよなあ。できれば、有名女優使うくらいならもっとカット割りだの編集にお金をかけてほしかった。キャメラの台数を増やすとかさ。

まとめると、ギリB級!ながら観推奨でーす!!

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