ファイティング・ダディ 怒りの除雪車

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パイレーツの脇役さん主演のクライム系アクション映画。アクションっつーか、暗殺ものっつーか。ド派手なのはないからアクションって言い切れなくてね。困るんだよなあ、このどっちつかず。

最近の人にはパイレーツ、映画好きの人にはレッドオクトーバーかグッドウィルで印象的な俳優さんかな。存在感で十分画になるんだよなあ、この人。

除雪車の運転手をしているニルスは、ある日オスロで大学に通っていた息子イングヴァルの死を知らされる。死因はコカインの過剰摂取。しかし息子がコカインに依存していたとは思えないニルスは、警察に再調査を依頼するも門前払いされ、妻は息子の死に耐えきれず家出をしてしまう。ニルスは独自に調査を進め、息子を死に追いやった者たちに復讐を誓うのだが…。

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 – allcinema

いやー、序盤から中盤にかけては面白かった。ジジイ手前のフツーの親父が上手いヘタ関係なく、とにかくコロス第一主義で進んでいく展開が愉快痛快怪物君でしたよ。

でも中盤から終盤にかけてはね、やっぱりただのオヤジがそんなにうまく人を殺しまくっちゃヤバイだろってことで、自主規制が入ったのか、トントン拍子に復讐が進まず。観てるほうももどかしさいっぱいですよ。あの前半を返して!と。そのへんの変なリアルさはいらないから、最後までぶっ飛んだオヤジの復讐劇を痛快に描き切れてたら、また2もいかがですか?みたいな話になってたんじゃないのかなあと思う次第です。ノーテンキになりきれないのは北欧系製作の限界かもしれないね。

ただただ惜しいんじゃい!!

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