凡の作よ
デニーロ主演のクライムサスペンス。とはいろんなページで書かれているものの、サスペンスというほどのものでもない。監督はフランク・オズ。デニーロよりもこっちのほうがなぜか気になる。イン&アウトね。ビッグムービーもか。なのに「どうしてこうなった」というべきか。
超一流の泥棒、ニック・ウェルズは危ない橋は渡らない、地元では仕事をしない、仲間はもたないという信条をもち、仕事を続けてきたが、足を洗い、恋人のダイアンとジャズ・クラブの経営を始めようと考えていた。そんな彼に、25年来の友人であるマックスは税関の金庫に保管された秘宝の笏を盗み出すという計画を持ちかけた。悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意する。この計画に、税関の内部に障害者を装い、清掃員として潜入していた若い男、ジャック・テラーが加わる。それぞれの思いを胸に秘め、計画は動きだした……。
スコア(2001) : 作品情報 – 映画.com
フランクオズの無駄遣いにしてエドワードノートンの無駄遣い。ゆえにフツーの映画ですよ。見せ方にしろ、テンポにしろ、特筆するべきところがない凡作。
ノートンが、デニーロとマーロン・ブランドが出るから自分も出た、と言ったとか。そのとおりの作品。まあ唯一光るのはノートンの切り替えどころですけども。でもさ、あれも劇中でちょいちょいやってると志村さんみたいなコントに見えてしまってね、どうかと思うのですよ。やはりあの手の演技は最後のどんでん返しでしかやっちゃダメだと思うんすよね。ほんと、ノーランの無駄遣いよ。