スピルバーグ監督作品、トム・クルーズ主演のSF大作。
宇宙人の圧倒的な科学力の前に、地球人はなすすべなく駆除されていく様は観ていて清々しいね。それを違和感なく見させるCGは、ほんとスゴイの一言。ストーリーはへなちょこでも、このCGの前だと力技で説得されてしまう不思議。
それ以外は良いところまったくなし。映画の方向性として、人間の醜さや強さといった内面を語りたかったのか、それとも宇宙人の侵攻に対する恐怖を描きたかったのか、はたまた家族の絆を描きたかったのか・・・。スピルバーグ演出に期待していたおれがバカでした。期待は良くないって分かってるんだけど。。。だってスピルバーグじゃん!もう!!
ティム・ロビンスがキチガイ役で出てきたのも謎だし、登場人物はどれもクソッタレだったけど、主役のパパには同情しちゃう。本作の一番の見所、クソガキが死んで観客が内心イヤッホー!となったところでも、そのあとでやっぱ死んでませーんプギャーm9(^Д^)演出。挙句の果てには、ラストでクソガキ兄が余裕の登場。ここまで観客の心理を逆撫でするのか。いや、正直に言うとおれの神経を逆撫でしまくるスピルバーグ。
ラストは自滅する宇宙人。微生物にやられちゃうんだって。すんげぇー科学技術力がありながら、人間の血を集めてんだよね宇宙人。血液くらいサンプルから大量生産できるんじゃねぇーの?地球まで来てるんだからさあ。まあそこは百歩譲っても、シールドがありゃフツー最強だろ?バカなの?アホなの?スピルバーグなの?
いやぁ、ほんとどうしようもなくって、どこをどう切り取ってもCGしかいいところが見出せない映画でした。激おこぷんぷん丸ですよ!