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ブサイクによるブサイクのための妄想爆発ブサイクサクセスストーリーの決定版!
塚地武雅、谷原章介競演のハートフルラブコメディ。画面の色使いがとってもポップでコメディらしさをより際立たせている。
亡き母親が遺した定食屋「こころ屋」を経営する男性・大木琢郎は、料理上手で心優しい性格だが、デブで不細工な容姿から、生まれてこのかた女性と交際どころかモテたことすらない。
美人なアルバイト店員・星野寛子に恋をした彼は思い切って告白するも、あっさりフラれてしまった上に、彼女はバイトを辞めてしまう。
そんなある日、友人の結婚式に着て行くスーツを買うために紳士服店を訪れた琢郎は、店長・白木の勧めで着るだけでハンサムになれるスーツ、「ハンサムスーツ」を手に入れる。それを着ると、琢郎は見事なまでにハンサムな男性・光山杏仁に変身。街を歩けば、女性にはモテモテ、モデルにスカウトされて瞬く間に大人気と、幸せな人生を手に入れた様に思えた。杏仁の姿で寛子に出会った彼は再び告白するが、何故かまたもやフラれてしまう。
引用元: ハンサム★スーツ – Wikipedia
面白かった。本当に面白い。劇場公開時の興行収入が8億円と、公開映画としてはヒットと言えない成績だったのに、いざ観てみると掛け値なしの面白さ。デートムービーとしては最高の映画だと思うのに、この興行成績はちょっと信じられない。
どーして?
おれは面白かった。すっげえー共感した。塚地に、というよりも脚本家に。この映画の脚本、鈴木おさむなんだよね。だからこのストーリーと登場人物の細かな情感を表現できたんだと思う。
あぁ~。だからなのか、きっとヒットしなかったのは・・・。
ブサイクになのに才能に恵まれた鈴木おさむが、自分の妄想を大爆発させて本を書き上げ、それを映画化。書いた本人がブサイクだから、どうしてもブサイク目線のストーリー。恋人と劇場に足を運ぶようなアゲアゲ人生のやつらには、話の筋は理解できても、細かな感情の機微までは共感できなかったんじゃないだろうか。と推測。
それが結局大ヒットラブコメとはならなかった、と。違う?(笑)
いや、でもこれはほんとブサイクに捧げる作品だよ。ブサイクが観て、ニンマリして、ハニカんで、キュンとして、最後にホっとする。じんわり幸せな余韻を楽しむ。ブサイクなら誰もが夢みる展開を最後まで忠実に再現してくれてる。童貞妄想爆発ムービーの決定版だよ。
ふぅ~。絶賛しすぎて疲れた。俳優陣の話しに移ろうか。
最近の邦画では引っ張りダコの伊武雅刀。なにやらせても、本当に上手い。アフタースクールでヤクザの役観たあとだったから、余計今作の芸能事務所オーナーにはぶっとんだ(笑)
全員やってたらキリないから、ほとんどすっ飛ばして森三中大島! おれの頭がおかしくなってきたのかしんないけど、話が進むにつれてどんどん可愛く見えてきたんだよね。これなんていう病気? たぶん男は健気さに弱いんだよ。だって実際おれ「大島でいいじゃん!」って塚地に念じてたもん。
おれも塚地みたいに中身で人を見てるってこと? おれイイやつじゃん(照)
ほらね。おれがこんなに長々とグダグダと感想文を書きたいほど、面白くて考えさせられて影響された映画ってこと。面白い。オススメです。ブサイク限定で。
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