ブラス!

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実話を基にしたブラスバンドを描いたイギリス映画。監督もいまいち知らないのでこんな出だしで勘弁してちょ。

炭鉱を舞台に、炭鉱夫たちで結成されたブランスバンド。炭鉱の存続か廃止かで炭鉱の町が揺れる中、なんとかコンテスト決勝へのチケットを手にする。大舞台を前に、上機嫌で町に帰ってきたバンドを、炭鉱廃止という現実が待ち構える。そんな中、長年指揮者としてバンドを引っ張ってきたダニーが倒れる事態に。バンドは炭鉱廃止と精神的支柱のダニーを失い、もはや空中分解寸前。せっかく手にしたコンテスト決勝はどうなってしまうのか・・・。

う~ん。案外膨らんだ(笑)
あっさりしたあらすじになると思ったのにな。でも全体の映画の起伏はそんなにないし、劇中はずっとイギリス特有の陰鬱とした雰囲気があって、観る人によっちゃ得意じゃないって人もいるかもね。
暗い社会情勢に、向上しない生活、未来がまったく見えない苦悩といった、イギリスが大好物のテイストの中で、映画中盤から終盤にかけてのブラスバンドの軌跡は、便秘が治ったような一種のブレイクスルーになったよね。

クラシックのパワーを真正面で感じたい人必見の映画。
ただ退屈さはある。それ以上の刺激もあるはず。

イギリスの若者がPunkを生み出して社会へのブレイクスルーとしたように、この映画はブランスバンドが将来への不安からのブレイクスルーとなった。
おれのブレイクスルーはなんなんだろうか。

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