キャッチボール屋

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大森南朋主演のぼんやりした映画。南朋って「なお」って読むんだね。知らなかった。

好きな女に告白するためにノリで東京まで出てきた主人公たかし。酔っ払ったまま電車に飛び乗ったため、目が覚めたのは東京のどこかの公園のベンチだった。不思議な空間で不思議な人間たちと、ふわっと関わってしまうことになったたかしは、成り行きでキャッチボール屋をすることに。公園に来るいろんな人間たちとキャッチボールを続ける日々は、そんなに長くは続かないのであった・・・。

キタキマユが出演してるんだよね、この作品。透明なかわいさ全開。それだけでも見た甲斐があったっていうもんでした。

つーことは(笑)

面白いかどうかだけで判断したら、そりゃ面白くはない。でもね、面白いとか面白くないとか、そういう括りの映画じゃないと思うんだよね。ボーっとみて、「こんなゆったりした日常も、この世の中のどっかにはあってもいいよな」と思わせるような作品なんだよね。だから、まったりしてる休日に観るんじゃなくて、余裕がない平日の夜中に観てほしい。そしたら映画の世界観を疑似体験できて、心にちょっと余裕ができるんじゃないかな。心と頭が重たい人にぴったりな作品です。

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