デンゼル・ワシントン主演のクライムサスペンス映画。120分強の映画がとても短く感じる、口どけあっさり濃厚ミルクキャンディ。
監督がトニースコット、製作がジェリーブラッカイマーって時点でおもしろくないわけないだろの安心印が押されたようなもんですよ。ストーリーにメリハリがびっちり効いてて、そこに面白さの味の素がエッセンスでちゃんと入ってる。安心のお味です。
途中でマンネリすることなく、クライマックスに向けて緊張感があり、謎かけも小難しくない程度でややスリリング、観客を力技で納得させるほどの怒涛の収束感。クギづけってこういうことを言うんだろうね。
しかーし!!
どうしても力技のところがねえ・・・。この映画最大の見所であり、物語の肝である「時間軸の移動(タイムスリップ)」が腑に落ないんだよなあ。この映画の唯一にして最大のウィークポイントだよ。
観終わったあとどうしてもその部分がハテナだらけになるんだけど、まあね、そこは一緒に観たであろう彼女とワイワイやったらいいじゃないですかって感じで。そういう視点でいうと、この映画は思いっきりデートムービーじゃないかな。映画の終わり方もね、彼女とのイチャイチャにつなげやすいんですよ。いいんじゃない?ガバー!って押し倒しても(笑)
まあ細かいとこ気にしたらキリがないけどね、タイムスリップものは。でも楽しかった。楽しめた。もう一度観たいと思った。この気持ちが大切なんじゃねぇーかな。映画は現実を下絵にしたキレイな非現実だから。ちっちゃなことは気にしないワカチコワカチコ~!
気にせず楽しめッ!ただただ面白い!!