イーグル・アイ

Eagle_Eye
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シャイア・ラブーフ主演のサスペンス映画。SFって大体のサイトでは紹介文についてるけど、おれはそうは感じなかった。AIはもう間近だから。

テクノロジーが高度に進化していくと、って仮定した近い将来といった雰囲気の作風。監視カメラや衛星写真といった映像を差し込むと、あら不思議、オシャレな情報ネットワーク映画って感じになるのは最近の流行みたいに感じる。フォーンブース、デジャブ然り。

シカゴのコピーショップで働く青年ジェリーはある日、米軍に勤める双子の兄弟が急死したと知らされ実家へ呼び戻される。そして自宅への帰途ATMに立ち寄ると、何故か口座に75万ドルもの大金が振り込まれており、帰宅したアパートには大量の軍事用機材が届いていた。その直後、見知らぬ女性から電話が入り、FBIが迫っているのですぐその場から逃げろ、と警告される。すると間もなくFBIが現われ、ジェリーは何も把握できずに拘束されてしまう。一方同じ頃、1人で遠出することになった幼い息子を送り出すシングルマザーのレイチェル。その後、彼女にも謎の女性から着信が入り、これから指示に従わなければ息子の命はない、との脅迫を受けるのだった。やがて、ジェリーは再び謎の女から電話で指示を受け取調室を脱出、逃走した先には同じく電話の指示に翻弄されているレイチェルが待っていた…。

イーグル・アイ – allcinema

話はすげぇー面白かった。ネットにどっぷり浸かってる人と親和性が高いと思う。序盤はとくにテンポよすぎて情報量が多すぎ。次から次へと無慈悲に指令を下してくる電話の声が観客の想像をかきたてるんだけど、無人のクレーンがリモート操作されるあたりから、これはスーパーハッカーさんの仕業ではないねってことで、必然的にスーパーコンピューター説が濃厚になってきちゃう。読める展開ではあるけれど、これも大作感のなせるワザなのか一気に最後までなだれ込むまでのスリリングさはレベルが高い。力いっぱい引き付けられる。

最後のシーンは、さすがアメリカというか良い意味でのハリウッド映画的な結末。もしあのシーンがなかったら、もっと評価は高かったかもしれない。予定調和は、時として成り立たないのもアリなんだ。

まさにハリウッド大作というのが相応しいそんな映画でした。たまにはステーキも食べたくなるさ。

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