結婚まで1%

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途中まではサイコーによかった!

レベッカ・ホールとダン・スティーヴンスによるラブコメなのかラブヒューマンなのかラブドラなのか、もう意味不明映画。別に変にR15にしなくてもよかったんじゃないの?って思わなくもない。セックス描写を軽くしたくない的なこだわりがあったんすかねぇ監督や製作陣に。

ニューヨークのブルックリンで暮らすアンナとウィルは、お互い以外と付き合ったことのないカップルだった。アンナの30歳の誕生日を前に結婚を意識し始めていたある日、友人たちからお互いしか知らなくて本当にいいのかと聞かれる。それをきっかけに自分たちの愛情を確かめるため、二人はそれぞれ別の相手と一度だけ浮気することにする。

結婚まで1% (2017) – シネマトゥデイ

最初に言ったように、途中までは最高にワクワクさせてくれた。特にウィルとアンナとデインの3人がパブを出たあとのシルエットショットとかね。このあとどうなるんだよ!おいおい!!と思わずにはいられない。そしてどうなるか・・・。

なんだけどさ。その後がどうも弱いっつーか、スッと入ってこないっつーか、見せ方以前に脚本の問題なんだろうね。お互いがパートナー以外を知った上での、継続なのか別れなのかを期待したはずなのに、そのどちらでもない結末を提示されたらさ、う~ん、とならざるを得ないでしょ。しかもそこに至る過程が分かりづらいのよね、アンナの心理描写。というか、ひっくるめて演出?じゃないな、やっぱり脚本か。

そしてこれは観てる人間の心理状態にもよるよな、と。はっきりとした恋愛をしてきたのか、ゴタゴタした血みどろの恋愛をしてきたのか、満たされた恋愛だったか、思いどおりにならない恋愛だったか。そのバックグラウンドがあった上で、この映画の評価は三者三様なんだと思う。

あんまり良いこと言ってないけど、監督のブライアン・クラーノはこれが初監督作品だそうで。演出やカメラワークにすっげぇセンス感じるんだよね。もしかしたら今後化けるかもしれない。いや化けてくれ!

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