ゲーム

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マイケル・ダグラス主演というより、デヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス映画
といったほうがしっくりくる作品。
もちろん、演者も上手い人ばかり。

ある日、弟からプレゼントだという紹介状をもらった富豪で投資家のニコラス。
一種の「ゲーム」だというそのプレゼントに、他人に心を閉ざしたニコラスは
次々と翻弄されていくのであった。
ゲームの正体、目的とは・・・・・

という感じ。劇中にヨハネの福音が出てきてニヤっとしたけど
結局はこれがゲームの核心だったというオチだったんだよね。
おれはこの映画はほんと面白かった。

でも興行的にはいまいちだったんだよね。
ラスト15分をどう受け止めれるかっていうのが、好みの分かれるとこだと思う。
あり得ないんだけど、ファンタジーかといえばそうでもない。
この絶妙な空間に入れるかどうかは、見る人の心理状態によるんじゃないかな。

一人の男が生まれ変わるには、到底受け入れることのできない試練が必要。
この映画は、上質なサスペンスでもあり、一人の人間の内面の変化でもある。
まさにヒューマン映画。デヴィッド・フィンチャーはほんと考えてるね。
彼の作品は『セブン』『ファイトクラブ』って有名どころがあるけど、
おれはこの作品を一番に挙げたい。

ショーン・ペンが最後にサインした請求書の金額、あれいくらなんだろ・・・。

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